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R.O.ブレックマンの胸を打つ作品「季節のご挨拶」Seasons greetings From CBS presented by R.O. Blechman(1966)

降りしきる雪の中、木の上で楽しそうにさえずる一羽の小鳥。その歌に合わせて、他の小鳥たちも一緒に合唱を始める。不意に、ハッと動きを止める小鳥たち。ノコギリを持った人間の男が突然、やってきた。木を切り倒されてしまったら、大事な住処を奪われてしまう。鳥たちが固唾を飲んで見守る中、ノコギリ男が始めたこととは....。

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 これは、アメリカのグラフィックデザイナー、R.O.ブレックマン(R.O. Blechman)が、1966年にアメリカニューヨークの放送局CBSで発表した「季節のご挨拶(Seasons Greetings)」である。日本でいうところの「新年のご挨拶」のようなものなのだが、どこにも「メリークリスマス」の文字はない。

たとえ7割以上がクリスチャンと言われる大国アメリカであっても、キリスト教徒だけが生きている訳ではない。仏壇を拝む人も、神棚を拝む人も、メッカに向かってひざまずく人も、宗教というものが好きになれない人だってたくさんいる。十把一絡げに「メリークリスマス」でゴリ押すのではなく、「季節のご挨拶(Seasons Greetings From CBS)です。」としたところに、1966年という時代にしてマイノリティーへのきめ細かい配慮が感じられ、大変好感が持てる。

 

こういった良心を持ったアメリカ人が50年以上前から確かに存在することに深い安堵を覚えるし、彼らのようなアメリカ人が増えて行ってほしいと願わずにはいられない。

「弱者を破壊する凶器ではなく、楽器を持って歩み寄ろう。一緒に音楽を奏でて、厳しい冬を楽しく乗り切ろう。」

R.O.ブレックマンとCBS放送局のメッセージに、51年の時を経て改めて、心が打たれる。

R.O. Blechman: Behind the Lines

(この記事、クリスマスに間に合わなくてすいません)←おいおい

 

のこぎり楽器が気になった方はこちら:

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