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A friend in need is a friend indeed

無言館 ・遺された絵画展 (道立釧路芸術館)に行ってきました。

「何のために生まれて 何をして生きるのか 答えられないなんて そんなのはいやだ」

が君の幸せ?をして喜ぶ? わからないままおわる そんなのはいやだ」

アンパンマンに託した夢 ~人間・やなせたかし~ - NHK クローズアップ現代+

 

京大に通っていた自慢の弟を21歳の若さで志願兵で亡くした、クリエイターのやなせたかしさんが書いた幼児向けアニメ「アンパンマン」の主題歌の歌詞です。やなせさんの切実なメッセージが込められていて、中学生の頃からその真意が気になっていました。

 

戦没画学生慰霊美術館 無言館 。

event.hokkaido-np.co.jp

無言館にはいつか行かなければならぬ!と思っていたけど、場所は長野県上田市!(軽井沢の近く。)若干遠い...というわけで、北海道に巡回展が来ていただけるというので、釧路に行って参りました。

実際に作品を拝見すると、本当にみんなお上手。芸大油絵科の21歳みたいな子が多い。みんな一生懸命努力して芸大入って、絵を描くのが大好きで、家族や先生に期待されているのが伝わってきた。不思議と、つい先週描かれたもののように見えた。彼らは近い将来有名な画家になるんだろうなぁという感じ。でも彼らはとうの昔に戦地で殺された。そういう素晴らしい人材を結果的に日本政府が殺した事実を決して忘れてはいけない。

 

その時代ごとにコロコロ変化するイデオロギーがあって、学校の教えがあって、先生がいて、ビジネスがあって、大衆は何を考えさせられているのか?またそれに合わせてどのような商品が作られ、デザイナーやクリエイターはどのような仕事を強いられるのだろうか?などとひとつひとつの作品に向き合いながらぼんやり考えていたワタクシ...

 

これだけは言っておきたい

無言館が、「個人の私財を投じて運営される私設美術館」であることに大いなる疑問を感じる。このような大変意義深い美術館は、日本政府文化庁が税金で美術館運営費を賄い、入館料を無料にし、東京都内など多くの人が毎日でも訪れやすいところに設置するのが妥当ではないだろうか。また、中学生や高校生が平和学習の場として必ず訪れてしかるべき場所と感じた。

 

 ちなみにこの本は買って全て読みました。表紙が若干怖いけど(笑)、中身は怖くないです。美大行ってる(行ってた)息子や夫を亡くした家族による思い出や心境が語られています。

ボイスライブラリー無言館の証言

ボイスライブラリー無言館の証言

  • 作者: 無言館,戦没画学生慰霊美術館無言館=
  • 出版社/メーカー: 新日本出版社
  • 発売日: 2009/10
  • メディア: 単行本
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帰りの電車では学生の時に大好きだったくるりやスピッツの音楽をものすごく久しぶりに聴きました。なんとなく。

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